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Hello from London 

イギリスのメンバーとイギリスとスコットランドの境の川で、24時間カヌーチャレンジ 

​MY STORY

はじめまして。外山晋吾(とやましんご)と申します。 

姫路市出身で、妻と7歳の息子とともにロンドン在住5年目になりました。

振り返ると海外での生活が17年と長くなりました。

北米や、中国・インド・東南アジア、そしてヨーロッパと、いろいろな国で仕事を行ったことで、今はグローバルのどこでもフラットに事業に携われる自信があります。

しかし、実は、僕は大学を卒業するまでは、留学どころか海外旅行もしたことがありませんでした。


多くの人に、どんな理由でどんなきっかけでここまで来たのか、よく聞かれます。

姫路の団地で兵庫県警のお巡りさんの家庭に生まれた僕は、特に目立たない少年時代を過ごしました。
3月後半の早生まれで、背が小さく、筋肉のつかないガリガリ色白で、声変わり期がクラスで一番遅い、声の甲高い少年。しかし、努力できる性格があったのか、運動や勉強は中の上でいました。ただ、常に軽い劣等感を覚えていたような気がします。

26歳の時に、グローバルで活躍するビジネスマンになりたいと夢見て、3年かけて貯めた200万円を握りしめ、1年だけの挑戦と決め、英語の勉強と海外での就職活動を行いました。当時は英語を話せなかったんですが、1年経てば自分は話せるようになるはず、就職できる、となぜか自信がありました。

その根拠のない自信だけの挑戦は実現し、人生通底して”旅人”のような生活ができているのは幸運と思います。

29歳の時に、アメリカの会計事務所から、日本に帰国し転職した事業会社でも、痺れるような経験をできました。

売上2千億円の会社でしたが、7年で売上8千億円になるダイナミックな事業拡張路線のど真ん中で、社長の右腕として、買収と事業統合を、矢面に立って進めました。文化の違う組織の混ぜ合わせを行ったり、小売業の顧客第一主義とは、という本質を2代目オーナー社長に叩き込まれました。

当時のあだ名はブルドーザー。

30歳前半に、二回り上の方たちに交じり、一部上場会社の経営企画管掌取締役を担いました。

その後、海外事業進出を始めたころの㈱リクルートホールディングスに中途でジョインしました。

リクルート文化への憧れもあり入社を決めましたが、その個性的な企業文化をもつ組織へのアジャストは全然易しくなかった。さらに、入社がリーマンショックの年でもあり、配属が決まっていたプロジェクトが入社と同時になくなり、最初の1年はほぼ仕事がない状態に陥り、とてもきつかったのを覚えています。

少しづつ成果をあげ、人材紹介事業の香港駐在の機会を得たのが契機になり、素晴らしい上司や同僚と働くことに恵まれ、アジア事業の積極的進出という場で、リクルートイズムのエッセンスを学べました。

中国とインドのエグゼクティブサーチ会社をオーナー経営者から買収し、10か国にその事業拠点を広げました。仕事では、お互いのもつ文化や市場が違う中、活発で時に緊張した議論をすることが楽しかった。それ以上に、会議後に、その国のメンバー全員でお酒をくみ交わし、笑って歌って踊り、そんな付き合いは本当に楽しかった。

それを通じて、国籍や文化を超えた、世界に共通する心や大切なものを会得できた。

今は、僕はどんな国籍の人ともフラットに付き合えると思っており、今いる英国で300人のイギリス人をマネジメントするときも、その自信は変わりない。

僕は、人生通底して、ゲーム「ドラゴンクエスト」のように、いろんなところに冒険して、出会いを持ちたかっただけ、だと思います。

 

​振り返ると、40歳になるまでは自己拡張に没頭していました。

しかし、誕生日の寄せ書きにイギリス人の親友でビジネスパートナーが書いてくれた、「Happy 40s Shingo!, All downhill from here!」のメッセージが、心のよりどころの大きな転換点になっています。

人生80年とするとここは折り返し地点。

ただ、自己犠牲をもって他者貢献をすることはしない。
自分の本音のWant toに従い、貪欲に楽しみ、それを周りの人への貢献につなげていく。
自分の世界観にあったチャレンジを楽しむことにより、本当の臨場感を持って取り組める。
そして、自己充実と社会貢献を両取りすることができると信じている。

これからも、旅人のように、新しい環境に飛び込みつづけ、挑戦し、成長と出会いのプロセスを楽しみたい。

そして、皆さんが、目の前に広がるあたかもフロンティアを超えるように、個人や組織の変革に挑む時に、一緒に伴走し、まだ見ぬ世界をともに見ていきたいと思います。

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​香港メンバーからの40歳誕生日のメッセージ

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